2005-10-11のコメント欄のサルベージ

 黄金の女王よ、君の姿に清杯を捧げる。
 君の頬は馥郁の朱に染め上げられて在れ。君の眼は大地に染み渡りて在れ。君の衣は白に透き通って在れ。
 我は君を愛す。硬き巌よりその姿を見せよ、その喚起に溢れる風を、我に与えよ。
 君には全てが和する。万物が和する。一切が和する。
 朝、君は我が小部屋に降り給う。午、君は暗所の椅子にて安らい給う。夕、然るに君は夕餉に微笑み給う。我は君に微笑み返す。
 この喜びを、忙しき世人よ知るがよい。汝らの忘れ去りし安息は、可愛らしくも彼女の足下にて寝息を立てているぞ。

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