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そう。おれたちは全てを受け入れなければならない。
そしてたとえ、このカテゴリーのせいでおれの正気が疑われたとしても、おれは語り続けなければならない……。
――何な、故ぜ、ならッ！　
婦女子たちは正しくアカギよりもむこうぶちをネタにすべきだったし、漫画家志望の志ある若者は手土産持参で水上悟志の所に行くべきだし、高崎ゆうきの絵とええと誰だっけほらあの人、そうおれたちの時代にも伝わっている駄目だ分かんねえじゃあ次のお便り。
「ゼロ……、ゼロ……？」
誰だ…おれを呼ぶのは。
だが、永和なやりさんの絵日記のことをぼんやりと考えて済むものではない。
「木を、植えるのです。それはいずれ枝を付け、幹を太らせ、葉を茂らせ、柱となり、大樹となり、ゆくゆくはトトロポケモ」（めっしゃああ）
彼女の声は何かを殴打する音に遮られて最後まで聞かれることはなかった。
殴打されたのは彼女の顔面だろう。
恐らく犯人は殺意の波動に覚醒したバイキンマッ。
この世の覇者。
バイキンマッ。
今日は六月一日なので嘘をついていい。