第一回

 え、えー。皆さんお元気でしょうか。僕は元気です。元気は大事ですよね。元気がないと何も出来ないですからね。でもねえ、元気がないときにはどうしたら元気が回復するか分からないから困ったもんでねえ、それはあたかもお腹が減りすぎて飯を食いに行く気力も起こらなくなったときのようなもので、まあどこかで一念発起しないと駄目なんだよね。そんなわけで元気は大事だと思います。元気は大事だよ。本当。まあ元気なんかどうだっていいんですけどね。
 あ、もういいですよね。そろそろこのエントリーのカテゴリーが気になってる頃ですよね。あはい。始めるんですってよ。ブログラジオ。恐らく本邦初の試み。調べる気も起こらないので検索しないで言いますけどね、ええ。ブログの上でえー、やるラジオだからあー、ブログラジオね。ここでは最早ラジオは記事の一形態であり、ラジオウェイブとは関係ない。っていうかなんだそれ。まあそういう世界。いいね。そういう文化。有りだと思う。率直に言って。
 じゃあ行っくよーう……?

むらさきラジオ(むらさきらじおー)


 はい、そんなわけで、ブログラジオを始めます。お相手はいつもお馴染みネットの世界の片隅で、今日も精一杯元気してるよ! id:mantthano でございます。どうせ今回も単発カテゴリーです。いつも本当に有り難うございます。でもその単発ネタに情熱傾けるオレカッコイイ。
 それでですねえ、まずはこのラジオを始めるに至った経緯っちゅうのをですねえ、一応言っておきましょうか。これはですねえ、余りにひだまりラジオを聞きすぎたためにどうしても何かをやってみようかなあと思ったことがきっかけなんですね。ひだまりラジオは素晴らしいですね。ひだまりラジオを聞いたことのない人は今すぐ検索してゴー。あ、いや駄目だ、当分はこのラジオにお付き合い頂きたい。嘘です。ごめんなさい。そっちを鑑賞する方が大事です。こんなネットの片隅でね、細々とやっている……まあそれはいいや。
 このラジオはですねえ、別に何かのアニメのメディアミックスではないです。そりゃそうです。紫ラジオは何かのアニメと関係はないのです。寧ろ紫本のメディアミックスなのです。紫ラジオは紫本のメディアミックスとせよ。そういうことなのです。サポーズなのです。まあそれはいいや。まーあとにかく、たしかに、このエントリーは紫本の中のエントリーだけれども、飽くまでもラジオ番組を聞いているような気持ちになって、聞いてくれるといいなあ、と、まあそんなような閲覧者指向型の、世にも珍しいラジオエントリーなのです。
 でもねえ、おれはこのラジオのタイトルには疑問だね。紫ラジオって、かっこわるいじゃないですか。ああかっこわるいね。でもしょうがないんだよ。ひだまりラジオひだまりスケッチのラジオなんだよ。だったら、紫本のラジオは紫ラジオじゃないか。絶望先生だったら絶望放送であるという噂も聞かないではないけどまあそんな想像力はおれにはないね。紫放送……? ありだな。でもしょうがないのです。もう喋ってしまっているのです。書き直せないのです。言った言葉は返ってこないのです。現実は非情なのです。それでまあ、とりあえず今回は紫ラジオということで。ひだまりスケッチひだまりラジオになるように、おれの場合も紫本が紫ラジオになるのだと、そのようにお考え頂きたい。おれもそのように思っておくから。そうねえ、次回があったらまた変えましょうか。あ、そうそう! そこでリスナーというかリーダーの皆さんにタイトルを募集するのです! id:manthano はいい思いつきをしたのです! そんなわけでよろしくお願い致しますなのです。
 さ、そんなわけでですね、ちょくちょくキャラを変えつつやっていきましょう。僕らはねえ、キャラを偽るんじゃない。キャラを演じ分けるだけなのです。……さ、そんなわけで自分のことをはてな id で呼ぶのも良しということにしておいて下さい。この辺がねえ、ラジオなんだよ。気分として。いいね……?
 よし、じゃあとりあえず次のコーナーに行ってみるかあ。

むらさきラジオ おれと生活


 平仮名でむらさきと書くことでマイルドにしておきましょう。なんでマイルドだと思うんだろうね。あ、ひだまりラジオに似ているからか。しょうがないね。
 さて! おれと生活のコーナーでは id:manthano の日常生活に焦点を当てて、id:manthano がどんな生活を送っているのか、そんなことをですね、紹介していこうかなあと。まあそんなコーナーです。どうせ単発なので安心して下さい。
 あのねえ、今回はこの話がしたかったんだよね。実はね。しょうがないね。しょうがないんだよ。しょうがないんだよね。まあそういうことで。


 おれの最近の生活。
 豊饒の都、東京を離れて三ヶ月。最近の私は気が付いた。生活の華は食であると。
 東京には様々な娯楽があった。麻雀はその筆頭であった。カラオケがあり、巨大書店が身近にあった。だが、東京をひとたび離れれば、雀荘はなく、麻雀をする人もなく、ただ煙たいゲーセンの麻雀格闘倶楽部があり、カラオケは遠くにあって行く時間もなく、行く機会もなく、巨大書店はなく、遠くに大きめな書店があるだけであり、二週間に一遍通うのも辛い距離である。それでも買っている漫画雑誌を扱っているのはそこだけであり私はそこに通わなければならない。バスで行くなら往復で四百円掛かる。東京では、歩いて三分の所に十分な書店があった。週に一度ぐらいは麻雀をし、その行き帰りに本屋を覗く生活をしていた私が、その、いや、この、無味乾燥なワールドに当惑したのは言うまでもない。
 しかし、それはいいのだ。私は大学院生だ。去年までとは身分が違う。娯楽に関してはとやかく言うまい。それはそうだ。……だが、次第に私は気付いた。……私は何を食えばいいのだ? 飯屋がなくないか? 富士そばはどこだ、オリジン弁当はどこだ、松屋はどこだ。ただの正油ラーメンじゃないラーメンを出すラーメン屋はどこだ。学生が詰めかけるような安いがうまい定食屋はどこだ。つーかマクドナルドはどこだ。ケンタッキーはどこだ。この際吉野家さえあればいいぞ。
 無いのだ。飯屋がない。それもそうだ、と、おれは納得しなければならない。ここは東京ではなくて、都会ではなくて、昔ながらの密集住宅地だ。そんなものを期待する方がいけないのだ。スーパーさえあればいいのだ。そうなのだ。おれは一度思わず学校の人に聞いたのだ。若い学部生の人たちは、どこで食ってるんですかねえ。この辺、飯食うところ無いですよねえ。彼らはおうちに帰るんだよ。と言われた。そうなのだ。若い学部生の人たちはおうちに帰るのだ。僕も……、おうちに……、帰ろう……。かな。
 これが、私の直面した問題だった。娯楽はいいのだ。だが、食の問題は是非とも解決しなければならない。というか、おれはいつしか自然、この問題をかなり真剣に考えるようになっていた。今日は何を食べようか。今度はいつ、何を食べようか。どこで食べようか。そう。無論、食堂が全くないわけではない。学食がある。地元の昔からの食堂がある。スーパーの弁当がある。スーパーのお総菜がある。そして、最後に、おうち、という食堂があるじゃないか……。ぐっすし。みたいな。
 食に困ると、生活が輝きを失う。と確信した。少なくとも食に困っているとき、おれの生活は輝いていない。だから、おれは、そうだ。自分で自分の食いたいものを作ることにしたのだ。だが五年間にわたる都会暮らしの生活の癖はそう簡単に消え去りはしない。そう簡単に、台所に立つ気にはならない。包丁を握る気にならない。生野菜を買う気になれない。かつて、冷蔵庫でジャガ芋を発芽させたことがある。芽が、ビニル袋から出ている様は、思い出すだけでぞっとする。だから生野菜を買いたくない。だから、おれは生野菜を使わない、或いは余らさないような料理をする。スパゲティミートソースを作った。そしてそれだけしか作っていない。それがちょっと前までの生活である。そしてかつての生活の限界でもあった。
 今日、スーパーに行った。そして素麺のつゆ椀とボウルと、蕎麦のざると蕎麦猪口を買った。そしてお好み焼きミックスとキャベツと卵とソースを買った。そうして、スーパーの出口で学校の先輩と出会った。そうなのだ。おれはここで理解していい。これが、独身大学院生のスーパーに通う頻度なのだ。誰でも、実直な食生活に根を下ろしているのだ。食材を買ったおれは……、間違っていない。お好み焼きを作るのだ。おれは。素麺を食うのだ。そうだ。素麺を茹でるということも、この先輩に聞いた。そうなのだ。大学院生だって素麺を茹でるのだ。おれは……、なんと厨房から遊離していたことだろう。食べるところがなければ自分で作ればいいじゃない。調理しちゃいなよ、YOU。……よし。おれ調理する。包丁使う。ごめんそれ嘘。あんまり使いたくないです。だから野菜をスライスするためのスライサーを買いました。でもいいの。それが使えることによって調理が出来るのだったら、それでいいの。それで、僕の生活は再び輝き出すの。再び、輝き出すのだから……。


 と〜〜、いうお便りでしたー。まあお便りじゃないんですけどね。皆さんはどうですか? 生活、輝いてますか? でも重いレスポンスはいりませんからね? そこんところの空気を踏まえてコメントをくれると吉。でもコメントが貰えなくても大丈夫。だって慣れているから。寧ろコメントが無いことによってエントリー全体が完成すると言えなくもない。クク…、そんな流れも悪くない。悪くないのです。

むらさきラジオ


 さて〜〜。そんなわけでですねえ、ここまでお送りしてきたむらさきラジオ、当初予定していた、コーナーも終わり、ということで、そろそろ〜、お別れの〜、お時間となりました〜。これからも紫本本編は元気一杯! 連載を続けていくからね! みんな応援よろしくね! 
 そうそう、このむらさきラジオでは皆さんからのお便りを募集しています。最近僕の生活は輝いてないぞ!? だからこんなこと始めてみました! というお便りはおれと生活のコーナーへ。女性の方も大丈夫。私と生活と書いて送ってください。それからー、id:manthano にこんなことを聞いてみたいぞ!? というお便りは Q & A のコーナーへ。シャイなあなたに代わってテンションの高いインタヴュアーさんが id:manthano に質問してくれます。そして、普通のお便りも募集してます。あなたの弾けんばかりのコメントセンスの見せ所ですよ! そして勿論何の変哲のないお便りでも大丈夫です。僕が見てニヤニヤします。嘘です。でも大丈夫なのです。とにかく大丈夫なのです。


 と、いうわけで! そろそろお別れの時間なのです〜。名残惜しいけどね、仕方ないね。始まりがあったら終わりがあるからね。それじゃあね、また、次回があったら、お会いしましょう〜。ば〜〜いば〜〜い。