先程の地霊殿

  • 結果から。到頭 Hard の四面の practice を出現させた。
  • ああ、妖々夢を思い出す。あの頃私は妖々夢の Normal の四面をひたすら練習していた。それが私の攻略方法だった。妖々夢はパターンを良く覚えることが攻略する為に大事であるようなタイトルだった。そうして私は妖々夢の四面を良くクリアできるようにしたのちに、妖々夢をクリアして、それからというものは永夜抄紅魔郷も、そして風神録も practice で練習することなくなんとか、制覇することが出来た(いや? なんだか永夜抄紅魔郷も四面を練習したような気がしてきたぞ? まあいいか)。だから、もう practice をみっちりやるような、そういうことはせずに済むものと思っていた。私はいつしか、practice で頑張ることを恥ずかしいことと感じるようになっていた。練習なんか、本当じゃないんだ。シューティングをするということは、一期一会、私という個がステージの難題とぶつかり、その中から発露する天啓であるのだ。同じ面だけを繰り返して練習するなど、練習するなど、練習するなど、愚の、悪しき習慣である。そういう風に思っていたのかも知れない。けれど、ああ、地霊殿 Hard 四面の猛攻は、劇しく、私を謙虚にさせた。「こりゃあ参った。練習せにゃいかん」。このままではいつまで経ってもクリアできない。だから私は四面を practice で練習しようと思った。だが、practice が出ない。practice を出現させる為ならコンティニューしてもいい。だが、コンティニューしても、practice が出ない。おれは、幾らコンティニューしても四面のボスを倒せなかった。倒せないんだ。強いんだ。強いんだ。勝てない……? なりふり構っている場合じゃない。ボムを撃てボムを撃て。パターンの最適化は practice でやれ。とにかく四面をクリアせよ。ボムを撃て。粘るな。撃て。ボスまでに撃墜されることなく、コンティニューして得た残機を表す星を減らさず、ボスまで辿り着き、ちょっとだけ弾を引きつけて、ボムを撃ち、ボムが尽きたらちょっとだけ頑張ってみて撃墜されて、またボムを撃つ。だってしょうがないだろこうでもしないとこいつを倒せないんだから。大体おれは四面までは安定して来られるようになったんだ。この四面が難関なんだ。もう practice に持ち込んで徹底的に練習するしかないだろう。だったら、practice を出さないとな。でも、中ボスの猫に撃墜されたり、絨毯みたいな雑魚の弾にうっかり触ったりする。だから中ボスのことを「二ボム」と呼ぶことにした。道中からもやや過剰にボムを撃っていくことにした。そうして、漸く、おれは practice を出現させてしまったのだ。もう、これは、練習するしかないだろう。