『哲学男子』
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- 《権田アスカ、藤依里子、福田理、目片雅絵、石川明里『哲学男子』isbn:9784758011808》
- 流石過ぎんだろ一迅社。
- この本はどういう本かというと、ソクラテス、プラトンから始まってウィトゲンシュタインやメルロー・ポンティー辺りまでの哲学者を、コラムと BL 系のヴィジュアルと四コマ漫画で紹介する本である。プラトンはぱっと見十頭身ぐらいのロン毛カチューシャです。そのプラトンのページから、引用してみよう。
古代随一のエリート養成校 アカデメイアの設立
教育機関にはアカデミーの名がつくものが多いですが、その語源はプラトンが紀元前 387年頃に設立した学校、アカデメイアにあります。アテナイ校外にあるアカデモスの森で開校されたことに由来しており、設立の目的はプラトンが理想とする哲人の養成でした。プラトンの弟子であるアリストテレスも、プラトンが教鞭をとったこの学園の元生徒なんです。東ローマ帝国皇帝による異教弾圧で廃校にされるまで、900年もの長きにわたり、このアカデメイアは西洋における学問の中心でした。哲学、天文学、数学、幾何学、音楽までも若者に叩き込み、有能な人材を国家へ送り出します。まさにここは、エリート美男子の園だったのです。
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- び……なんし……? そうだったのかよ……。
- それにしてもあれだな。やっぱ現代人はいないのな。まあな。その辺はガチで肖像権が絡んでくるからな。
- 大事な話ヤ。こういう本をばんばん出したらいいと思うよ。
*1:同書、p.13。