キーボード表

  • さて、以上のように設定すると、古典ギリシャ語用のキーボードセットを使うことができるわけです。
  • このとき、"a"キー(日本語(或いは英語)のキーボード設定の時に英小で「a」を表示させるキー)を押すと、「α」(古典ギリシャ語で使われるアルファベットでの、小文字のアルパ)が表示されるはずです。同様に、"b"キーでは"β"(ベータ)が、"j"キーでは"ξ"(クスィー)が表示されると思います。このように、大体において、ギリシャ文字はそれをロマナイズしたときのラテン文字のキーと対応しており、ロマナイズしたときにラテン文字で二文字以上になるギリシャ文字は、なにがしかそれっぽいラテン文字のキーに対応しています("f"キーで表示されるのは"φ"(ピー(ロマナイズはphi)))。ただし、その組み合わせはさほど込み入っていないのでここでの詳述は避けます。
  • ところで、Shiftを押しながらそのキーを押すと、大文字が表示されます。即ち、通常"v"キーだけを押したのでは小文字の"ω"(オーメガ)が表示されますが、Shiftキーを押しながら"v"キーを押すと(即ち"V"を表示させるようにキー操作すると)、"Ω"(大文字のオーメガ)が表示されます。
  • 次の図を見てください。古典ギリシャ語・キーボード表この図は、気息記号及びアクセント記号、並びに特殊文字・下書きのイオタの出力方法を示しています。気息記号・アクセント記号・下書きのイオタを伴ったアルファベットを記述するには、そのアルファベットのキーを押す前にこの図に書かれているキーを押してください。例えば、"ᾇ"(有気・曲アクセント・下書きのイオタ付のアルパ(α))を表示させるときには、「右のAltキー及びShiftキーを押しながら、"^"のキーを押す」という動作を取ったのちに"a"のキーを押します。また、大文字を表示させるときも同様で、"Ὦ"(大文字の無気・曲アクセントのオーメガ)を表示するには、「"^"キーを押す」という動作を取ったのちにShiftキーを押しながら"v"キーを押します。このとき、気息記号・アクセント記号は自動的にアルファベットの左上に移動しています*1

*1:「移動」というのは語弊がある気がしますがこれでいいということにしておきます。