土曜日。反省

★★0,34-

  • ああ、そうだ。そうなのだ。
  • 大体においてテンションを保持できているので語っていこうと思う。
  • 先程あのように書いてから、おれはひたすらわかちゃんの東方の板を見ていた。あなたは気がつく。人は光なのだと。人は、そう、あなたや私を含め、人は光なのだ。これは比喩ではない。人は、光り輝く、光輝な、そう、雲の如き、中心に纏い付く光なのだ。あなたは知っている。あなたの目は輝いている。千里を見通すその視力と、異界の息吹を聞き取る耳とで、あなたはあまねく照らし出す。澄んだ空気、突き抜ける矢。
  • どうしたらよいというのだろうか。僕は空を飛びたい。空を自由に飛びたいのではない。そんな子供じみた願望を叶える装置はない。叩け! 叩け! その機械は答えるだろう。君はぐんぐんと天に向かっていっている。安心してよいよ。あなたはどうするのだろうか。あたかもドルフィン・キックで一般遊泳コースを進むが如く、僕とあなたと僕たちは、進んでゆけるのだろうか。僕は空が飛びたかった。蝶は、小気味がよい。その羽ばたきは、僕たちのドルフィン・キックだ。ロケットは嫌いだ。痛い。
  • レーザーを放つ。脇に槍を構えてチャージ。僕は彼のようには側転もバク転も出来ないけれど、それでも回転しながら孔へ、頭から入っていくことは出来ると思っている。その孔は小さい。けれど、途中でつっかえるかも知れないけれど、そこへと、激突してもよいと思っている。
  • だが僕の好みから言えば、どちらかと言えば、カラスの如きがよいと思っている。鳥! 鳥! 帆に風を受けて、昇竜するのだ。
  • 大丈夫です。壊れてないです。
  • 胸に手を当てながら空を見てみた。青い! と思ったか思わなかったかは思い出せない。どうせ灰色だったんだと思うけれど、今みんなは結構楽しそうにチャットしてた。なんだか、僕は見ている。ぽこぽこF5を押したりしながら見ている。見て、それでううっと思ってこっちに書いて、それで、また見にいく。だいじょぶだよ、がんばれたたっ、めげちゃダメだっ! 
  • 昨日という日にはカントの『純粋理性批判』の読書会が行われた。おれがレジュメを書いたんだけど、タイトルで考えていた。「純粋読書理性批判会」にしようかな、とか、「批判読書純粋理性会」にしようかな、とか。それでおれは思いついた。「ソヴィエト・ロシアでは、『純粋理性批判』が我々を読む!!」でどうだ。でも、それはちょっと飛ばしすぎだと思った。ので、そのタイトルに脚注を付けて、「でもここは日本なので、我々が『純粋理性批判』を読む!!」としようと思った。でもやっぱりそれも飛ばしすぎてるので、おとなしくタイトルは「この読書会では我々が『純粋理性批判』を読む!!」にしようと思った。……でも、それだと何が何だか分からないので、まあ、やめておいた。結局「イムマヌエル・カント『純粋理性批判』読書会」にしておいた。でも本当のおれは、ここはソヴィエト・ロシアなんだから『純粋理性批判』がおれたちを読むぐらいのことがあってもいいと思っていたんだ。でも、弱かったんだ。主に心が。それで、一体ここはどこなのだろうか。『純粋理性批判』がおれたちを読むぐらいのことは、起こらないってのだろうか。起こらないって、みんなは言うかも知れない。でも、おれはそれぐらいのことは簡単に起こっていると思っている。『純粋理性批判』がおれたちを読み、タイ風カレーがおれたちを皿に盛りつけ、750円がおれたちを払う。そしてさらには電車の中でおれたちがおれたち!! そうなんだ!! おれたちがおれたちにおれたちされるぐらいのことが電車では起こっているんだ!! 日々、そう、日々、おれたちの日常ではそれだけのことが行われていた!! ラーメンを食う、おれたち!! 自転車に乗る、おれたち!! エレベーターに乗る、おれたち!! だから、おれはおれから踏み出て、人々とおれたちとで作るコンコースに交錯する。そしておれたちは自覚する。おれたちはおれたちと斜めに交差し合いながら明日と昨日と明後日と、人によっては一年後ぐらいに向かってびゅんびゅん加速し合っていたんだ。 
  • 人は光なんだよ。最近おれの回りで「人の形をした光なんだ」という言い回しが流行っている。調べてみれば、なんだ、ミスター・チルドレンか。僕はこの彼らには全然用なんか無いんだけど、でも、その思想は素敵だと思った。でも、彗星なんかじゃない。おれたちはクリスマス・ツリーの上空で旋回を繰り返す、あんまりメルヘンチックでもない、怒れる雲なんだ。おれたちはおれたちと出会いながら円を描く。クリスマス・ツリーの上で。おれたちとおれたちの脇を雪が通っていく。だがおれたちはホワイト・フェアリーじゃない。クリスマスを祝いなどしない。おれたちがおれたちと祝い合うのは、おれたちがおれたちしていた今日と昨日と、それからきっと明日のためと、それと、人によっては一年後ぐらいのいつかのためなんだから。-1,24

★★1,43-

  • そして、みんなの議題が終わった辺りでチャットに突撃してみたらなんか悲しくも恥ずかしい失敗をしてしまったようでとてもいたたまれなくなった。「おれ、また失敗した……。さっきタイトルに「反省」って付けたばっかりなのに……」。どうしたらいいか分からないよ。僕は、一体どうしたらいいんだい。
  • 今日、というか、昨日、部屋に帰ってきた愕然とした。なんか机の上が綺麗になっている。すぐに気がついた。おれがいつも作業とか東方に使っているパソコンがないのだ。そうだ。あのパソコンを入れた鞄はどこにやった。どこにやったのだ。あのカレー屋か。違う。どこだ。そうだ、部室だ。おれは部室にパソコンを忘れ物してしまったのだ。
  • 帰ってから東方をやろうと思っていたおれの目論見は脆かった。脆弱だった。とりあえず言い換えてみた。だが何の解決にもなっていないことは明白だった。せっかく明日という土曜日は学校が休みだから家にいようと思ったのに、学校に行かなきゃならない事情が出来てしまった。せっかく、授業が休みだというのに、学校に行かなきゃならない。もうね、東方が出来ないのも痛いけどね、明日(はいはい、今日ね)朝一で部室に行かなきゃならないのもかなり痛いよ。ふん。いいもん。おれ、ともかくもネットするもん。
  • そうしてわかちゃんで東方の記事を見て、日付が替わり、ぱちゅりーに触発されて、光になってみたくなった。ぴゅかいん!
  • 寝ようかな。
  • みんな、チャットの件はごめんなさい。-1,49

★★13,28-

  • 「朝一」とか言いながらしっかり一時過ぎに起きた。軽く反省。
  • おれは分かったね、今「「朝一」と怪異ながら」と誤変換して。そうだよな、おれには哲学と魔術があったんだ。おれは自己理解した。そうなんだな。おれはまだ、羽ばたいていけるんだな。氷の妖精だけど⑨!
  • ごめんとりあえず学校に行ってパソコンとってくる。
  • 今日は両親がこちらに来ます。-13,31