『天然素材でいこう。』

  • 『天然素材でいこう。』を読んだので、簡単に。
  • アンテナ先の人はたまに Circle さーくるを凶悪だと言うけれど*1、おれとしては多分同じ意味で『天然素材でいこう。』も凶悪だと思う。でも大丈夫。なんたってこれはフィクションだからね。でもいいもんだよ。こういうのも。本当さキャシー。その、なんていうか……、僕はこれまでこの世の半分強ぐらいしか見てこなかったと思ったんだ(この世の漫画の四割が男性用漫画で二割が漫画好き用漫画で、残りの四割が女性用漫画だと思っています批判はまた今度にして下さいちょっと今は体調が)。でもそれじゃいけないと思うよ。こういう恋愛情事青春物語を「ゴッシップ!」つってはねつけることも出来るけれどね、でもそんなときにはちょっと頭を冷やしてあの先生の真似をしながら「イケナイ・イケナイ」と呟くんだ*2。読もうよ。読もう。かまん、読も! そういうことだな。そういうことなんだよ。僕は昔の自分に誇りたいよ。いいかい、未来のキミはね、「少女漫画」を読むことにしたんだよ。それは、とてもとても、素晴らしいことなのよ。そういうことだな。そう。『自然主義で』とか『天然主義でいこう』とかじゃないんだよ。『天然素材でいこう。』なんだよ。いやあ。いいと思うよ。僕はこれからもうちょっと、少女漫画と呼ばれていたジャンルのものを読んでいこうと思うよ。いいじゃない。僕は D の絵は殆ど神堂あらしに似ているなあ本人かな、と思ったけれど、そういう風に頭を動かすようになってしまったのなら、ねえ、少女漫画を読もう。それは未知の大海だよ。まだまだ、見ておいた方がいいようなものがあるんじゃないの。そうかもしれないだろ。『天然素材でいこう。』を読んで据わりの悪さを感じ、な、何だこの感情は、これが……、Circle さーくるの持つ毒気……(おれは困らなかったけど)! ということになっても、読んでいこうじゃないの。それはそれは、とても素晴らしいかも知れないじゃないか。多分ね。自信はないけど。
  • 追記。トラックバックを送ることを試みたがなんだかうまく行かなかったので以下略。

*1:現在から見て一番最近の関連記事は、「おれせん。 ≫ [単行本] 渡会けいじ 万城目学 ≫ 鴨川ホルモー」。

*2:厳密には真似ではない。何しろあの先生がそんなことを言った場面を僕は見ていないのだから。でも知り合いは見たらしい。