• 久しぶりに日記。
  • 昨日もちょこっとだけ内田百閒を読んだ。
  • ニコニコ動画で次のような動画を幾つか見た。

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  • フロム・ソフトウェアという会社が出しているゲームソフトに興味を持った。これまでは、視覚的な表現に腐心しているようなゲームには、私は冷淡だった。幾ら CG が凄くてもね、まあどうせ CG 技術なんてものは近いうちに頭打ちになるのであって。と。たしかにその部分では、私の意見は変わってはいないのだが、しかし矢張り、CG 技術が爛熟を迎え、実に実写のような視覚イメージを表現できるようになったときに、現実にはあり得ないような事柄を、現実であるかのように表現されると、矢張りそこには感動があると言わざるを得ない。リアルな視覚イメージの表現を追求して、その結果として表現されるものがただの人間ドラマであるならば、それは正に人間が演じたものを接写すればいいのであって、いかようにしてもこの現実にはあり得ないようなものを表現するに際してこの CG 技術を活かすから、その甲斐があるのだろう。
  • 高度化した CG 技術を活かしたゲームの主戦場は、xbox 360 と、ps3 らしい。なるほど。そうだったのか。
  • 昨日、実家の街を、自転車で通っていたら、排気機関を異常に改造した二輪車が、大きな音を立てて走っていった。その音の大きさに、私は驚いた。「ああ、かわいそうだな。あんなにも、いや、あんな形でしか自分を表現できないんだな。『ぼくをみて、ぼくをみて、さみしいの、ぶう〜ん』と言ったところか。かわいそうだな。そうだ、我々はああいったかわいそうな人達の自己表現を、ちゃんと受け止めてあげるべきなんだ。彼らは、バイクに手を入れて、騒音を出すことでしか、自分が存在したことを証し立てられないんだ。きっと、彼は、何も残さずに死んでいくのだろう。かわいそうだな。かわいそうだな。かわいそうだな。そうだ、彼にとっては、私(たち)をその騒音で驚かせたことが、殆ど唯一の、この世に残すことになる影響なのだ。ならば、私たちはこの騒音を、慈しみを以て受け止めてあげなきゃな」。そう思わなければ、私はその騒音を許せなかった。実に、私を驚かせたら、その生涯の使命を果たしたのだからこの世から消え去ってよろしい。