• 両手の皮がぼろぼろにむける時期になったらしい。ものが掴みづらくなって困る。それにしても、代謝が落ちて皮が貼り代わるのが遅くなったらどうなるのかな。いや、代謝が活発だからこそこういう現象が起こるのか? よく分からないな。
  • ところでやっぱり『彼岸島』はギャグってことでいいんだろうか。いや、ええ、その、僕は『北斗の拳』をギャグ漫画だと思わない人なんですけど、『彼岸島』は、ちょっと、リアルな現代社会に立脚しようとしている分滑稽と言いますか、『北斗の拳』はいいのよ。あれは「世紀末」という名の異世界で執り行われる愛の物語だから。『彼岸島』は、「彼岸島」という名の世界で執り行われている……なに、なんなの。よく分かんないんだよな。y. K. は「丸太で戦うギャグ漫画」って言ってたけど、僕は、この漫画はもうちょっと複雑なナニカだと思う。だって使う武器は丸太だけじゃないしよ。とりあえず巨人に体を締め付けられて口から血を吐いても週を跨いだら *1 全回復しているなんちゃってバトル漫画ではあると思う。決して登場人物は一般人ではないね。『喧嘩商売』的な、リアルさを尊重しようとする格闘漫画ではなくて、どちらかというとジャンプ的な、『ドラゴンボール』的な格闘漫画だと思う。だって「修行」するとすげー強くなるしよ。あのな。一般人は数ヶ月「修行」したってそんなに強くなれねーんだわ。でも、飽くまでも全体的なテイストは「強大な怪物 対 ひ弱な人間」という感じのホラーものなんだよな。まあそういうホラーものだって、最後は人間側が機知を凝らして危機を脱する訳なんだけど、この『彼岸島』の場合には人間側が「修行」によって強くなって危険を排除するんだわ。で、もっと強い怪物が出てくるのね。そりゃ、インフレするよね。だからよく分かんないんだよな。「あれ? こいつがこんなに強くなったんならもう怖くなくね?」 というわけで、ホラーものと言うよりは、バトルものなんじゃないかと思う。でも、強くて気持ちの悪い化け物が出てくると、絶望感がまたやってくるでしょう。そうするとホラーものに思えるでしょう。だからさ、ホラーものとバトルものとのあいだに跨るような作品て珍しいから、多分それが理由でよく分からないんだよ。恋愛ものとバトルものとのあいだで揺れる作品なら一杯あるでしょう。多分。恋愛ものとギャグとのあいだの作品ならもっといっぱいあるよね。まあラブコメって言うんですけど。そういうの。まー、それなら『彼岸島』はホラーとバトルが合わさった新しいジャンルってことなのかな。よく分かんないんですけどね。だってよ、まともに戦えるんだったら、怖くねーじゃんよ。だからギャグに見えるんじゃないの。舞台設定もなんだか変だし。「彼岸島」って、どういう島なんだろうね。なんか、始めに思ったよりも大きいし、人口も多い。気がする。あと、涙が、大抵三本の筋になって流れるというのも、突っ込みたいところだ。でも、「吸血鬼の体液が入ると吸血鬼になる」という設定があんまり厳密に守られていないんじゃないか、という突っ込みの方が致命的な気もしつつ、でも同時になんちゃってバトル漫画なんだそれは、と説得する声も聞こえてくる。僕は、なんだかそういうわけで、主人公が、いきなり天破活殺を使いそうで、続きを買えずにいる。だってよ、「サイコジャック」とか平気で言い出す漫画なんだぜ。

*1:ちょっと言い過ぎたかも知れん。