目次の直接的変更

 以下の部分についてです。

%%%%次の、普段は「%%」が先頭に加冠されている一行(「%%\nofiles」)を書くと、.tocファイルの更新が行われなくなる。ので、.tocをいいように書き直したら「%%」を削ろう。
%%%%特に、.tocの、「{第n節}」の直後に「 」を入れ、「{ (n)}」の直後に「 」を入れ、「{paragraph}{」の直後に「    」を入れるといいだろう(ただしこの一文について「n」は任意の数字を表すものとする)。――で、あってるかどうか。
%%\nofiles

 「見出しの変更」で挙げた記述によって、大体は思い通りに見出しを変更できると思うのですが、でも何故か、目次の表記はうまく連動しないことがあります。というか、「第〜節」の部分がうまく連動しなかったんですね。多分ちゃんとした解決方法は別にあると思うんですが、とりあえず私はここに挙げた記述で対応しました。

 TeXでは、論文の内容を書くソースファイルとは別個に、「.toc」という拡張子を持ったファイルを使います。これはコンパイルすると自動的に生成されるのですが、このファイルが、目次にどういうことを書くか、ということを決定しています。これを直接的に書き換えることで、目次を変更することが出来るようです。

 私の場合、目次の「第〜節」という部分と、その節の見出し文字列との間に、何故か一マスのスペースが入りませんでした。ので、完成稿をコンパイルしたら、.tocファイルをいじって、いい具合にスペースを入れました。他にも、目次の色々な項目にスペースを入れて、調節しました。この.tocファイルは、大体.texファイルをコンパイルするたびに自動的に書き換えられているので、「完成稿をコンパイル→\nofilesの%%削除」という手順を取ります。\nofilesの記述があると、それ以上.tocファイルが書き換えられないので、目次が変更されません。ので、当然それ以上本文を変更してもそれが反映されません。その点だけには注意してください。

 あ、なお、.tocファイルは自分が書いている.texファイルと同じフォルダに生成されていると思います。そこを探してみてください。「toc」というのは「table of contents」の略だそうです。