• ちなみに『かんなぎ2』は相当におれの中枢を揺るがしてくれたためにさっき上のように書くにあたって軽く読み返してわふーんっていう気持ちになったのでベッドの中に逃げ込んだんだけど羽毛布団が煙草臭くなっていたのでこの世を儚み世の喫煙者共の人差し指を切り落として回ろうかと思ったけれどおれは考えてみたらそんな猟奇な人間でもなかったのでとりあえず新しいかいまきを風呂敷から出してわふわふしてた。ごめんな、おれ実は変態なんだよ。
  • さて。だからー、まいたけと本屋でぐるぐる言った次には、とりあえず飯食おうかっていう話になって、某ちょっと満遍なく混み気味なラーメン屋に並んでみた。このとき、本屋から出たあたりで雨に降られ始めていたので待つ時間は少なくて済んだ。このラーメン屋に入るのはおれは初めてで、まいたけは二度目だということだった。700円でノーマルラーメンを食う。まあ感想を軽く述べておくと、なんていうか華やかさ、或いはインパクトがないのでまた行こうという気にはならない。そりゃあ別人に言わせれば精妙さが有るのかも知れないけれど。ところでまいたけは中盛りのつけめんを食って気持ち悪くなっていた。
  • ラーメン屋を出て、もういいから麻雀しようぜっていう気風に溢れていたので何人かに電話をする。結果。日付が替わった辺りからやるべえということになる。事実そのようになった。日が替わるまでおれはまいたけの部屋でゴロゴロし、まいたけは寝てた。
  • 日付が替わり、麻雀をする。僕たちは修羅となって草原を駆けめぐり、塹壕の中から手投げ弾を放ったりした。結果。約一人に手痛い斬撃を浴びせ、刃傷ものとなる。
  • 四人でやる麻雀は終わり、おれとこいこいさんが引き続き二人麻雀を続けた。そのまま午後五時十分頃になる。自分たちのクレイジネスにわなわなと慄えながら雀荘を出て、おれはid:tata2の勉強会に出席するため、サークル棟に。で、そのまま九時半過ぎまで話を聞く。明らか身体的にヤバい域に達しながら彼の古典文学上の問題意識に触れ、なるりとなる。ただし脳機能が低下していたので表層的な合意のみが得られたのであり真の合意・理解ではないという可能性は常にあるが。
  • で、流れで中華料理屋で定食をみんなで食って解散。別れ際にid:tata2に千年スレのことを知らせる旨を伝えた。そうして先程起きて風呂に入ってそのメールを書いたんだよけーちゃん!
  • なお、おれは午後十一時十八分の鈍行列車に乗り、おれが住んでいる部屋のある町の駅に降り、部屋に帰ってきて歯も磨かずに寝た。こういうことをするから色々なものが摩耗していくというのだ。まあそれはいいや。
  • おれはその中華料理屋で飯を食いながらみんなのトークを小さくうづくまりながら聞き、思わずヘッド・バンギングした。何故と言って皆はよく広く様々な小説・作品を読んでいて、自在に話を紡いでいたから。なんていうかその頃には脳機能と共に世界に向かって突き上げるような気力も減退していたから余計にそう思ったのかも知れないけれど、いやあ、この辺が文学サークルなのだなあと変に感心し、オレモ・オレモと思って頭部を前後に激しく揺す振ってみた。そうすることでしか僕はあの席に座っていられなかったのかも知れない。これは久しい劣等感に分類される感情だったのかも知れないと独白しておこう。独白なんだから聞くな。