打ち筋について

  • 書いておこう。
  • これから幾つかの打ち筋に名前を付けて分類する。
  • 一つには「ヌル打ち」(別表記:温打ち)であり、これは、「思慮・考慮が足りないが故に最善ではない、或いは程度が低い」打ち筋である。
  • 次に、「マゾ打ち」は、「一件最善ではないかに見えるが打ち手がそう言えばマゾい嗜好を持っていたなあという理由から納得できる」打ち筋のことを意味する。特にマゾい嗜好を持っていない打ち手に対して使用するときには、それ故皮肉になる。実際にはこの皮肉の用法しか見られない。
  • 「ガチ打ち」という用語も最近発見された*1。これは、「本来ならばヌル打ちをしてよい場面だが、或る理由から真剣に最善を目指す」打ち筋を言う。
  • 「ムリ打ち」は、「無理無茶は承知。だが無駄ではない、という気概の元にリスクを顧みない」打ち筋を指す。「ムチャ打ち」とも。
  • 「ヌキ打ち」(別表記:抜き打ち)は、元は麻雀の用語。「危険を回避しようとしていながら手牌からわざわざ相手の当たり牌を打ち出してしまうこと」の意味から、「安全策だと判断したにも拘わらず結果は最悪に類するものであると判明した」打ち筋を指す。この語は「ヌキ打ち」の形では用いられず、「ヌキ打った」のタ形でしか使われない。なお、「ぬきうちテスト」の「ぬきうち」は現代では別語。
  • 「強打」(読み:きょうだ)とは、麻雀での表現「強い打牌」(読み:つよいだはい)からの類推で使われる語。「こちらには窺い知ることの出来ない理由に裏打ちされた強い自信と共に行う」打ち筋を指す。普通は対戦相手に使って皮肉を表現する。但し、自身に使用して自虐することも出来る。
  • 「ムチ打ち」。後ろから追突されるとこれになる。

*1:勿論出所はこいこいさん