宇河弘樹『朝霧の巫女 5』isbn:9784785928964

  • これが九巻帰りの宇河さんの力なのか、というか。
  • ガンガン市井から遠ざかっている気がするが、やはり自然天才の書き物と思わざるを得ない。
  • そりゃあ当然、これは本にして刊行しないわけにはいかないだろう。
  • ところで、雑誌掲載時のものに加筆修正をして単行本として出版することに纏わる「正典」の問題を、ちょっと考えてみたくなるねえ。

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*1:何という印象批評。だが理説的な批評はその批評の読者に「印象」を与えないのではないかと最近考えている。しかしここはそれを論じる場所ではない。こう言うのに続けて「ついでながら言っておくと、別の場所で扱うつもりもない。」と言った場合、元ネタをすぐに指摘できる人がいるのか気になる。そりゃあ元ネタを改変して言っているのだけれど、そのままを言うわけにはいかないから。まあそれでも分かる人が多いとは思えないのが常識的な推測だろうか。まあその話はいいや。