箇条書きをやめたのだった。唐突に思い出した。
 ともあれ、研究室に通い詰めた果ての休日に、ごそごそとモンハンをしてプログラムを書くほど楽しいことはない。実に安上がりな趣味である。
 こいこいさんは、学問を趣味にするというのは安上がりでよいと語っていた。そうかも知れない。勿論ここで言っている学問というのは、人文学に属することになっている学問のことで、所謂実験とかが必要はものは入っていない。顕著なのが哲学で、まあそうだな。趣味で遣るんだとしたら、一万円分本を買ったら、まあ二年ぐらいはもつんではないだろうか。所謂人文学ではないが、数学書なんかも燃費が良さそうである。一冊で五年ぐらいいけるんではないか。それは言い過ぎなのかな。いやでもそんなもんだろう。
 所謂欧米では、車を集めるのを趣味にする人も居ると聞く。それは大変である。
 ま、ともあれ、グルメを趣味にするとか、旅行を趣味にするとかより、哲学や数学を趣味にすると財布に優しいですよと。