『デクスター』の DVD を始めの三枚(六話)だけ見る。うーんそうかー。マイアミかー。このヒスパニック要素の入った感じ、僕はアメリカドラマでこういう要素の入ったものは見たことがなかったな。まあ見てる数が少ないだけという話もありそうだが、まあそうですね。うーん。意外だった。はっきり言えば、ちょっとこれは、マイナス要素だ。ヒスパニック要素というか、演出の問題なのかも知れないけど、殺人事件を取り巻く状況の中で、ラテン系の楽しげな音楽が鳴り響くというのは、ちょっと奇異である。いや、しかし、そこに、マイアミのビーチ等々といった楽しげな場所で起こる残忍な殺人事件の悲哀を感じ取らなければならないのかも知れない。そうかも知れない。
 上と全くと言っていいほど関係ない話題だが*1、「尊厳死」というネーミングは、凄いよな。意に反して延命をされることは、人の尊厳に関わるのか。僕はこの点に関して想像力がまだ弱い。

(9,11) ニンジャ・スレイヤーに関する所感は、やや否定的である。なぜなら、ニンジャ・スレイヤーはいわゆるアメコミの枠を出るものではないからである。勿論これは拙速かも知れないが、僕は「エナイエレイター」という名前のキャラが出てくるのを読んで知って、そう思った。「エナイエレイター」……という訳ではなかったかも知れないが*2、要するに Annihilator の訳でしょう。annihilate という英単語は「滅殺する」という意味ですので*3、「滅殺者さん」というネーミングなわけだ。これは、嵐をコントロールする超能力を持っているから「ストームさん」、というネーミングと変わらない。殺しまくるから滅殺者さんなんでしょう。あー……、うー……ん。まあアメコミで安心したというか、まあ、ちょっと期待していたほど新しいものじゃないですね。きっと本国アメリカでは、ジャパニーズテイストを入れ込んだアメコミとして受け入れられてるん違うかなあ。ま、それは想像であって、調べもせずにそう思っているだけですけど、そう思っちゃったら最期で、もうおれにはニンジャ・スレイヤーはアメコミの亜種にしか見えませんな。カタナに「カロウシ」という名前を付けるとか、祇園が「ガイオン」と音訳されるとか、そういうのはすっごくセンスいいと思うけど、そこでエナイエレイターは無いわー……。そういうことじゃないでしょ。残念なことです。なんかね、一枚めくったらただのアメコミだからね。

*1:ウィキペディアのページ:「デクスター 警察官は殺人鬼 - Wikipedia」を読んでいて思った。

*2:調べてみたら「アナイアレイター」だった。まあそれでもいいです。

*3:滅殺/Annihilate - MTG Wiki