このあいだ、かなり高めの酒を貰ってしまったので、どういう風に消費していくかを考えてみよう。おれが、この酒を呉れた人に対して、その分のことをしてあげることが出来たのかどうか、甚だ疑問だが、まあ、洒落や皮肉で買うような値段ではないと思われるので、本気で感謝されているのであろう。いや、詰まり、その、あの酒瓶一つならば、まあ洒落か皮肉で買うことが出来るかも知れないけど、三つ一気に、お礼の品として我々に渡されたからね。まあ、そういうことなのだろう。
 さて、あの酒をどう消費するかだが、おれは普段全く酒を飲まないんだよなあ。いや、体質的に飲めないというのでは(全く)ないのだが、おうちで一人で酒を飲む習慣がないんですよね。
 結論的に言えば、今回貰った酒ならば、ちょっとずつ飲んで美味いと思えるかも知れないので、まあ開けて少しずつ飲んでみるか。いやその、一人酒というのをする気になれないのは、酒を飲んで美味いと思ったことがないからなのだ。詰まるところはそれなんだ。どうなんだろ。あの酒は高い。高い酒はきっと美味い。美味いならば飲むことを気に入るかも知れない。そういうことだな。飲んでみるかね。

(15,37) いやその、まあ正直あれはそんなに言うほど高くないのではないかと思っている。それはそうなのだが。